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熊本市現代美術館 G3-Vol.153 NOT PERMANENT BUT PERMANENT−東儀⼀郎が見た昭和の坂本
12月 23, 2023 @ 10:00 AM - 2月 25, 2024 @ 8:00 PM
G3-Vol.153 NOT PERMANENT BUT PERMANENT―東 儀一郎が見た昭和の坂本
NOT PERMANENT BUT PERMANENT
ー永続することはない、しかし永久的なー
景観が変わっていく、失くしていくということは、そこにあったはずの人の営みの跡も消えてしまうような気がした。けれど、写真の中の人や町は、同じ息遣い、同じ時間が巡り続いていく。
展覧会概要
球磨川流域に位置する坂本町は、令和 2 年 7月豪雨により甚大な被害を受け、東氏が撮り続けてきた写真のネガやプリントの一部も水損、それをきっかけに写真家の豊田有希を中心としたボランティアグループが、「令和 2 年 7 月豪雨 REBORN プロジェクト」として、クリーニングし、デジタル化作業を行いました。その後、現在は空き家になった東氏の自宅に、昭和 30~40 年代の町の最盛期をとらえたネガや写真が多数残されていたことから、今まさに変わりゆこうとする坂本の風景を残そうと、デジタルアーカイブ作業を行ってきました。
会場では、球磨川とともにあった人々の暮らし、町の一大産業であった製紙工場、ダムと災害などの視点をもとに、水害やその後の影響で解体になった民家や小学校の建具などとあわせて、坂本の記憶と風景を展示します。
沈下橋を渡る子どもたち。荒瀬ダム撤去後に沈下橋も姿を消した。(1964 年)
開催概要
会期:2023年12月23日(土)-2024年2月25日(日)
会場:熊本市現代美術館ギャラリーⅢ
時間:10:00-20:00入場無料
休館日:火曜日、12月29日~1月3日
主催:熊本市現代美術館(熊本市、公益財団法人熊本市美術文化振興財団)
助成:熊本県芸術文化振興会、熊本放送文化振興財団
協力:ボランティアグループあめつち
東 儀一郎(1917-2001 年)