せんだいメディアテーク　つくりびと総合芸術展2024

『つくりびと』は2012年4月業界初の美術のフリーマガジンとして誕生致しました。

2023年10月現在、最新号は124号に到達、特別号も含めのべ1,600名以上の作品を紹介してきました。2019年には、誌面でしか見られなかった作品を直に鑑賞頂くことを目的に、『つくりびと総合芸術展』を京都のみやこめっせで開催、たくさんの来場者に芸術の醍醐味を味わって頂きました。その後も第2回展を2022年に東京芸術劇場で開催し、フリーマガジン『つくりびと』とともに『つくりびと総合芸術展』の名を多くの方々に認知頂きました。

皆様のご好評の声にお応えして、第3回展は仙台で開催致します。2023年3月に屋内でのマスク着用が個人判断となり初めての『つくりびと総合芸術展』開催となります。皆様の珠玉の作品を一目見ようと数多の美術・文学ファンが来場されることでしょう。

誌上ギャラリーとして発表の場をつくってきた「つくりびと」が、創刊以来12年を迎えました。このたびその作品を一堂に会する展示が京都(2019年)、東京(2022年)につづき第3回総合芸術展として開催されることになりました。「つくりびと」の歩みに感慨を覚えつつ、会場を彩る多彩な作品に改めて瞠目させられます。表現は作者の感性を映してさまざまですが、いずれも作品を支える作者の内なるパワー、自由な精神を伝えてきます。それは同時に、鑑賞者の精神活動を活性化させます。あるいは癒し、あるいは考えさせ、心を豊かに開いてくれます。はからずもこの間、私たちはコロナ禍にみまわれ心身を閉ざされる経験を強いられましたが、そんな日常を克服させる作品との出会いがいくつも思いだされます。ことに誌上ではどうしても発表形態に制限をまぬがれませんが、それが取り払われる展示で、さらに充実した鑑賞の場が実現され心を弾ませます。

会場：せんだいメディアテーク